北信越地区高等学校PTA連合研究大会石川大会(広報部会)

平成23年度北信越地区高等学校P連研究大会石川大会は、7月8日(金)・9日(土)の2日間にわたって豊かな自然と薫り高い文化に包まれた金沢を舞台に開催、梅雨明け直前の暑い日射しのなか、北信越各県から1300名が参加しました。
本校PTAより松本会長及び川村校長を含め6名が参加。開会に先立って、東日本大震災の犠牲者の冥福を祈って黙祷を捧げました。開会式で吉岡洋会長は「今、子どもたちに必要なことは何か、私たちは何をしなければならないか討議を深めていただきたい」と挨拶、続いて各PTA活動に功績のあった30名の表彰がありました。
歓迎アトラクション後の分科会では、高校教育・進路指導・生徒指導・家庭教育とPTAの関わりをテーマに20の実践事例が報告され、熱心な質疑応答のあと、助言者から指導・助言がありました。
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第2分科会 進路指導とPTAに参加して
第2文科会(進路指導とPTA)に参加させていただきました。
まずは、会場である音楽堂邦楽ホールの素晴らしさに感動しました。
新潟県立津南中等教育学校、長野県下高井農林高等学校、福井県立高志高等学校、小松市立高等学校、富山県立大沢野工業高等学校の5高校が、発表されました。
「夢の実現」を合言葉に、中高一貫教育ならではの取り組みをしている学校、PTA総会での講演会、保護者対象の進路研修会、「親と子で語ろう仕事」、大学見学会、進路をテーマにした学年別懇談会など、どの高校もPTAが積極的に進路指導の役に立つように関わっている様子が伺えました。
中でも、私が一番興味を持ったのは、高志高校の「進路についての意見交換会」です。
趣旨は、高校生を持つ保護者としての悩みや思いを気軽に出し合い、意見交換を行うというものです。まず、全体会として、
1‐受験を経験し、大学生になった生徒本人の体験談。
2‐受験を終えた子供を持つ3人の保護者によるパネルディスカッション。
分科会では、学年ごとに7~8人のグループに分かれて意見交換会。
親として聞きたいのは、これだと思いました。受験生を抱え、親はどう対応していけばよいのか。子供が困難にぶつかったときに、どう乗り越えていけばよいのかなど、先輩お父さん、お母さんには、聞きたいことはたくさんあります。
小中学校のPTAの場合は、地元なので自然と親の繋がりは出来ていましたが、いろんな校区から来る高校こそ、意識して親の繋がりを作ることもPTAの大事な役割だと思いました。
武生高校でも、いきなりこういう大きな事は出来ませんが、まず手始めとして、何が出来るかを考え、実現したいと思いました。
PTA副会長 赤澤 由起子
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夕方からの教育懇談会は、金沢能楽会による素囃子の演奏で始まり、加賀野菜をはじめとする地元の食材に舌鼓を打ちながら、大いに飲んで語り合いました。中ほどには奥能登に伝わる御陣乗太鼓の披露もあり、能登・加賀それぞれの芸能を楽しみました。
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2日目は、石川県高文連邦楽部の7校35名による箏曲の合奏、津幡高校なぎなた部によるリズムなぎなたの演舞があり、会場となった音楽堂の廊下には美術・デザインを専攻する生徒の作品が数多く展示され、生徒の活動も覗えました。
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記念講演では、『サザエさん一家から学んだ家族の幸せ』と題して、言葉の使い方や大切さ等を声優増岡弘氏の軽妙な語りに耳を傾け、共感を持たされました。
大会宣言では「子どもたちの将来を守るために、多様な生命が共生できる持続可能な環境の実現に努める」こと等を確認。閉会式では次年度開催の富山県高P連から挨拶があり、この石川大会は無事に閉幕しました。