令和2年11月7日(土)13:30~ 於・AOSSA 8階県民ホール
田中校長先生および当校PTA役員3名の計4名で参加してまいりました。
司会進行は、当武高OG、先日、当校の「先輩と語ろう会」にも来ていただいたばかりの中道詩織アナウンサー(参考 https://www.takefu-h.ed.jp/about/shinro/page-3429/ )。
プレナリー講演は、テレビのコメンテーター等でおなじみ、鯖江市のJK課等、全国の自治体や学校の様々な企画をプロデュースする、慶應義塾大学特任准教授・福井大学客員准教授の「若新 雄純 氏」。
まさしく世代間ギャップに割り込まれ、生きた時代背景も違う我が子とのコミュニケーション。PTA関係者が最も気になるテーマです。
演者御自身の子どもの頃の親子関係で、たくさんのうまくいかなかったことと少しのうまくいったことを赤裸々に、かつユーモラスに大暴露され、会場の笑いを誘いながら、親子はどうやったらコミュニケーションがとれるか、“この上なく実践的に”ご教授いただきました。
よく「相手の目線で」と言いますが、本当に相手の目線になるとはどういうことか?
激動の時代、先が見えない中で、今後どうなるかわからないことを前提に子どもの未来を一緒に探るには、どうすればいいか?
大きなテーマながら、誰でも明日から実践できる!と思わせる、生きるための生きたヒントを頂戴しました。
続いて県内2つの高校さんからPTA活動の実践発表。
高志高校さんからは、保護者の参観を見合わせた今年の学校祭で、PTA役員だけが撮影に入り、臨時の学校祭特別号の広報紙を発行して保護者にたいへん喜ばれたとの報告。コロナ禍の中できることを、との一途な思いは、どこのPTAも同じなんだと深く共感させられました。
そして、やはり進学校らしい事業。進路委員会による同校の伝統行事の「保護者進路研修会」は、 ゲスト卒業生の体験談披露→卒業生の保護者が経験からの教訓を伝えながらのパネルディスカッション→学年別にグループ相談会による意見交換→それを統括する全体会 と、まさに圧巻。受験生のために親ができることはやろう!という気概。恐れ入りました。
続いては敦賀高校さん。年度がかわる前の2月頃には既に始めていたコロナ対策。「コロナ対策費」を予算に計上することを早々に決めた上で、学校で不足していたマスク等の物品を、入手困難な中、役員とその人脈総動員で確保に奔走し、4月には既に届けていたという機動力には驚くしかありませんでした。
また、コロナ禍をPTAのあり方を問い直す機会ととらえ、躊躇せずに着手し短期間で大きな組織改革をやり終えた様子も紹介いただき、二重に驚きました。
PTA役員として大いに元気づけられた中身の濃い約3時間。なかなか思うように活動ができなかった今年度ですが、まだまだ頑張りたいと思います。皆さんも、お困りのこと、ご要望等、気兼ねなくお寄せ下さい。
講師の出演交渉をはじめ、長い間、準備の労をとられた県高P連・健全育成委員会の皆様、お疲れ様でした。