第69回 全国高等学校PTA連合会大会・京都大会

表題の大会に、令和元年8月22・23日の両日、総勢7名のPTA役員+教員2名で参加してまいりました。

 

8月22日 10:37。やって来ました。何度見ても大迫力のJR京都駅。

 

会場は平安神宮のすぐ近く、京都市勧業館「みやこめっせ」とその周辺。

開会式に先立つ1日目アトラクションは、京都府立工業高等学校 吹奏楽 Mambou Jazz Band。その名の通りジャズを基調にした独特の味わい。

その間に押し寄せる、人、人、人。参加者総勢 約1万人。複数の会場をリアルタイムの映像配信でつなぎ、大会は進行します。初日は6つの会場に分かれ、記者達のホールだけで約1000人。全国大会ならではの圧倒的規模です。

 

さあ、始まりました!

左上の大会シンボルマークと、右下の大会ポスター用デザインは、どちらも地元の高校生によるもの。

シンボルマークでは、 京都のはんなりしたイメージ → 花   画面中央の大会テーマの精神 → 伝統工芸の京組紐   おもてなしの心を大切にする京都 → 舞妓さん  を 表しているとか。

デザインは、複数の川の合流地点である「鴨川デルタ」の上で、京都の様々な要素が集まり渦巻く中、川面を見つめ自分の未来を考える少女。

いずれも素晴らしいですね。

 

開会式では何人もの方が力強い式辞・祝辞を述べられました。和服姿の京都市長さん、明治維新の東京遷都で「都」の地位を失い意気消沈の時代に、地域で子どもをしっかり育てれば、この子たちが将来必ずや未来を切り拓いてくれると進取の気性を発揮し、日本で最初に学校を作ったのが、この京都。この地へようこそ!と、元気いっぱい!!さすが「千年の都・京都」、普段から「教育県・福井」と言われ続けている私達にも、偏差値教育を超えた深く大きな何かを予感させる開会式でした。

開会式では、PTA活動に尽力された方々への表彰もありました。東京都高P連の池本会長さんは、受賞の挨拶で、「皆さんがよく知っている、「あの」暗~い雰囲気のPTA役員決めの中、何もわからないまま、アンケート用紙の趣味・特技の欄に「ビデオ、カメラ」と書いたら、いきなり広報委員長になった。何千枚も写真を撮っているうちに、沖縄の全国大会に行くハメになり、行ったら、次の東京大会のプロモーションビデを編集するよう言われた・・・。」と、「普通のお父さん」が、見る見るPTAに引きずり込まれる様子をコミカルに語り、会場は大爆笑でした。が、「この経験から、子どものサポートは、愛と情熱があれば、誰にでもできることを知った。」との結びには、うるっと来るものがありました。私達みんなの心に刻みたい言葉です。

 

初日のメインは分科会。記者達の参加した第6分科会のテーマは「我が子の進路選択にどう向き合う? ~入試が変わる、授業が変わる…動き出した教育改革~」で、2人の演者が講演しました。

1人目は、リクルート「キャリアガイダンス」編集長、様々な教育現場を精力的に回り、高等学校学習指導要領の解説の一部の編纂にもたずさわる「山下真司 氏」。冒頭のスライドで「スクール☆ウォーズ」でおなじみの山下真司を登場させる「期待を裏切らない」ボケかましから話は始まりました。

現・高2の学年から始まる「大学入試共通テスト」と、それに先立つ教育改革で、勉強のし方の何がどう変わるのか、もの凄く(記者が今まで聞いた中で一番)分かりやすく説明していただきました。そしてこれからの受験生への親の接し方を示唆していただきました。長くなるのでここには詳細は書けませんが、親子の男女の組み合わせ別にそれをまとめたのが次のスライド。笑いに包まれた会場を想像しながら見て下さいネ。

 

2人目は、一般社団法人教育デザインラボ 代表理事「石田勝紀 氏」。俗に言う「賢い」子はどんな思考体系を持っているのか? 子どものやる気は親がどう接すれば上向くのか? 学業とは直接、関係のない「親の気分」が無意識のうちに子どもに影響していることに気が付いているか? 面白く、分かりやすく教えていただきました。

実はこの石田先生、我等がPTAのためにお話をしに、今秋、武生高校にやって来ます! 本当に楽しくてためになります。 講演の前後で、成長している自分が実感できます。 皆さん、大いに期待して待っていて下さい!!

(詳細は後日、武高PTA研修部さんよりご案内。)

 

記者達のみならず、当校からの参加者で複数の分科会に分かれ、他にも、色々な講演・ディスカッションから学びました。

 

大会第1日目のメニューを終え、宿にチェックイン。今回の宿は、浄土宗総本山「知恩院」附属の宿坊です。

門をくぐって登り振り返ると、足がすくむ急な石段。

 

ここまで、13:00~17:30の長時間にわたりほとんど休みなしで心の糧を得続けた心地よい疲れを癒し、今後のPTA活動への英気を養うために、夜は祇園で一杯。

まだ武高に赴任されて間がないため、多くを語らったことのない教頭先生から、武高生の潜在能力の高さと彼らをもっと伸ばしたい熱い思いを聞かせていただけたのも、記者にとっては大会参加の大きな意義となりました。

 

京都の風情溢れる小路を歩いて、門限(宿坊ですから、あるんですこれが)に滑り込みセーフ。

 

 

明けて大会2日目。最初のアトラクションは、京都市立塔南高等学校「ザ・グリフォンズ」によるマーチングバンド。参加者の年齢に合わせて「嶋 大輔」を演奏してくれる大サービス。「この子たち、生まれてないだろ!」と会場から思わず笑いが・・・。みんな手拍子でノリノリに。

 

お次のアトラクションは、さすが古都・京都。高校の部活でこんなのがあるんですね。

「ひこうけんきゅうぶ」って読むんですよ。聞いたことあります?

しばし、平安時代にタイムスリップできました。

 

そして、約1万人を一斉に対象にしての記念講演。記者たちのホールだけで約2000人という規模。

演者は、様々な機器に多用されるモーターの世界シェア1位、日本電産(株)代表取締役会長、そして、「京都先端科学大学」等を運営する学校法人・永守学園理事長の「永守重信 氏」。運営される大学では、真に社会に貢献できる人間の育成を徹底し、数年以内に周辺の有名私大を追い抜くことを現実のものとする気概に溢れていました。

一流大学を出て、一流(と親世代から思い込まれている)企業に入ることが将来の生活を全く保障しないこの時代に、偏差値や大学のブランドイメージがどれほど無力か、高校や大学で養成しなければならない本当の能力とは何なのか、熱く厳しく、時に楽しく語っていただきました。76歳にして、50年後の夢を追い始め、座右の銘は「情熱、熱意、そして執念」。教育の理論というより、「信じること」を大切にしつつ常に前進し続ける「生きる姿勢」を、「説いて」ではなく「見せて」いただいた気がします。

 

 

記者は、期間中、3人の演者の講演を聴くことができました。3人それぞれ、独立に講演しているのに、新時代に求められる力として、 ①「暗記」ではなく「思考」の力  ②時代の要請を嗅ぎ取れる主体性と好奇心  ③礼儀や協調性といった人間力  の3つを挙げた(言い回しは多少、違えど)のが共通していた点が印象的でした。

 

 

2日目午後、閉会後は、やはり進学校の武高ですもの、京都に行くとなったら外せないでしょう。

今年「も」やって来ました、北野天満宮。

忘れませんよ、皆さんのことは。「武高生一同」の名で御祈祷を授かり、会長直々に絵馬を奉納して参りました。

特に3年生、学校祭が終わったら全霊を捧げて頑張ってね!

 

記者にとっては初めての全国大会参加でしたが、中身の濃い2日間、行った甲斐がありました。

教訓を今後の活動に大いに生かしたいと思います。

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