武生高等学校PTA活動方針

令和3年度 福井県立武生高等学校PTA会長方針

令和3年度 福井県立武生高等学校PTA会長方針

武生高校PTA会長

湯本 眞士

「夢を育てよう」

2021年は東京オリンピックが開催されます。日々、目まぐるしく変わる日常の中で、我々は常に既存の常識にとらわれず、創意工夫をし、実現可能な方法を探すことが求められます。

2016年6月には、選挙権をもつ年齢が20歳から18歳へと改正され、2022年度からは成人年齢も18歳に引き下げられる予定です。

また、高校の「学習指導要領」が2022年度入学生から完全実施されることになります。

この学習指導要領は、約10年に一度、社会のニーズや時代の変化に沿って見直されており、改訂される理由は「社会の変化に対応し、生き抜くために必要な資質・能力を備えた子ども達を育むため」です。

人口知能(AI)が意思決定をし、日常生活に必要なものの殆どが、インターネットと結びついて、できなかったことが簡単にできるこれからの時代。この予測困難な時代を生きる私たちだからこそ、アナログな世界「人と人との結びつきの大切さ」が再確認されるのです。

 「夢見る大人が子どもの夢を育てる」
夢を見ることに、年齢制限はありません。大人達の背中をみて、子ども達は次の「今」を選択していくのかもしれません。
そして、過去からの積み重ねで「今」があり、未来へと繋がっていくのです。

子ども達に何がしてあげられるのか、今を生きる子ども達の夢を育てる為、生活環境を十分に整え、心身ともにサポートすることが親の務めでありPTAの大きな役割のひとつであると考えます。

「自分が、どのように社会と関われば、よりよい人生を送ることができる可能性が広がるのか」
「自分が何を知っていれば、思い描く夢に近づく事ができるのか」
「自分が理解していること・できることをどう使うか」
これらはまさしく、「人間力」が問われていると感じます。

PTAの原点に立ち戻り、私たち親と先生方が協力し人との結びつきを大切にしながら、この「時代を生き抜く力」をどう提案していけるか。共に考え、悩みながら歩みを進めていける私たちでありたいと強く思います。

ひとりでは、多くのことは達成できません。自分の子どもだけではなく、この「同じ時代」を生きている「子ども達の未来のために」できることを「共有」できるPTAになりたいと、思っています。